智弁和歌山が夏大会V プロ注目の小林樹斗MAX152キロで3連続三振締め
「高校野球和歌山大会・決勝、智弁和歌山10ー1初芝橋本」(6日、紀三井寺公園野球場)
智弁和歌山が大勝で「夏の公式戦」では4年連続25度目となる優勝を果たした。九回には今秋ドラフト候補の小林樹斗投手(3年)が、自己最速を1キロ更新する152キロを記録して3者連続三振で締めくくる圧巻のフィニッシュとなった。
試合後、小林は「全力で今までやってきたことをすべて出し切るくらいでやりました。結果的に三振を3つ取れて良かったです。最後は相手も4番だったのでまっすぐでいこうかと思いました。(直球は)いつもより走ってるかなと思ったですけど」と振り返り、152キロが出たことには「球速じゃないのでとにかく勝ててよかったです」とチームの勝利を喜んだ。
視察した阪神・和田豊TAは「(小林樹は)素晴らしい。あれだけ腕を振ってコントロールできている。(上位で消える)ピッチャーだと思う。いいものを見たわ」と絶賛。また、同じく今秋ドラフト候補の細川凌平内野手(3年)が2安打4打点と活躍したことにも触れて「スイングも柔らかくてシャープ」と高評価していた。