神奈川で1試合のみの“交流試合”は舞岡が激闘制す トーナメントには参加せず

 健闘をたたえ合い“エアー握手”をする舞岡・長野主将(右)と足柄・大森(撮影・伊藤笙子)
 試合終了後、握手をしようと歩み寄るも審判に止められる足柄と舞岡のナイン(撮影・伊藤笙子)
 試合後に3年生の選手・マネジャーで記念撮影をした舞岡、足柄の両校(撮影・伊藤笙子)
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 「高校野球神奈川大会・交流試合、舞岡8-7足柄」(4日、大和スタジアム)

 トーナメントに参加せず1試合のみを希望した両校による“交流試合”は激闘の末、舞岡が勝利を挙げた。舞岡はマネジャー含めた3年生9人で2週間かけて、足柄は部員21人全員で4時間の話し合いで決断した一戦のみの真剣勝負。ゲームセットとなると、両軍ベンチからは涙や笑顔があふれた。

 足柄ナインはコロナ禍による自粛から7月1日にようやく活動を再開させたが、悪天候にも苦しんだ。グラウンドで練習できたのは5、6回程度で大会前の練習試合はわずか1試合のみ。調整もままならぬ中での奮闘に、主将の長谷川駿将捕手(3年)は「最後までこのメンバーでいままでやってきたことをすべて出し切れた」と仲間を称えた。

 舞岡の最上級生は熱戦を制したことから、最後の夏を勝って終えることとなった。目次優斗外野手(3年)は「体が勝手に反応した」と7-7の八回2死三塁からスライダーを捉え、左翼への決勝適時打。「甲子園に行くチームしかできないことを味わえたのは、ある意味よかった」と勝利での引退をかみしめた。

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