ソフトバンク1軍スタッフ陽性 選手、首脳陣は全員陰性で仙台へ 楽天戦はNPB判断

 ソフトバンク・三笠杉彦ゼネラルマネジャー(GM、46)は3日、リモート会見を行い、同球団の30歳代の1軍スタッフ1人がPCR検査で陽性と判明したと発表した。熱などの症状はないという。また同スタッフと業務上接触があったと見られる2人が自宅療養となった。他の1軍スタッフ86人は同日中に、4日からの楽天戦に備えて仙台に移動したが、試合が中止となる可能性もある。

 プロ野球が6月19日に開幕して以降初めて、新型コロナウイルスに感染した選手が出たソフトバンク。三笠GMが3日夜、リモート会見を行った。

 同GMによると、30代の1軍チームスタッフの陽性が確認されたという。他の1軍選手、首脳陣、スタッフ86人は陰性だった。

 陽性となったスタッフは2日に行ったPCR検査を受けて「要再検査」となり、この日になって再検査したところ、陽性が確定した。1日に陽性が判明した長谷川勇也外野手(35)との接触はなかったという。同スタッフはこの日午前に行われた本拠地でのチーム練習の集合には参加したものの、そこから選手らとの接触はなかったため「ガイドラインに書かれている濃厚接触には当たらない」(同GM)という。

 現在、熱や味覚、嗅覚異常などの症状はなく、同スタッフおよび業務上接触のあった職員2人が自宅待機となった。

 ファーム施設を利用している1軍のスタッフ7人は1日夜にPCR検査を行い、2日に全員の陰性が確認されていた。それ以外の選手、首脳陣らは2日に検査を実施。前記3人を除くメンバーも4日からの楽天戦に備え3日夕、仙台へ入っていた。これについては「移動の実施は差し支えないという専門家の判断を仰いだ」という。

 4日以降の試合について、三笠GMは「今のところ通常のスケジュールとして(試合を)やりたいとは思いますが、NPB、専門家によるアドバイザー、所轄保健所にご指示いただいたことを受けての対応となります」と、中止となる可能性も否定しなかった。

 また今回仙台に移動しているメンバーの再検査については「陰性判定が出ている」としつつも「安心、安全のために検討する」と話した。

 なお2、3軍関係者の検査結果については4日以降に判明する。

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