ソフトバンクがリーグ最速20勝 和田が7回途中2失点で3勝目
「ソフトバンク4-2西武」(29日、ペイペイドーム)
ソフトバンクの和田毅投手が開幕3連勝を飾った。
39歳のベテランが直球で強力打線を手玉にとった。立ち上がりから奪三振の山を築いた。自身約4年ぶりの2桁奪三振はならなかったが、7回途中まで投げて9奪三振で2失点。決め球は全部ストレートだった。
登板前日に腰の動かし方を修正した。「回転が横振りになっていると感じた」。縦の動きを意識するために、投げ下ろすような感覚でマウンドに立った。その結果、体重移動もスムーズになり、全身の力をボールに伝えることができた。最速は146キロをマーク。工藤監督も「年齢を重ねると、どうしても球速は落ちていく。それだけのトレーニングをやっている証拠」と称えた。
頼れる左腕とともに、ソフトバンクも3連勝。リーグ最速で20勝に到達した。