元阪神の浪速・遠山監督が公式戦初采配で初勝利「3年生と1試合でも多く」

ベンチでナインに指示を出す浪速・遠山昭治監督=花園セントラルスタジアム(撮影・佐々木彰尚)
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 「高校野球大阪大会・2回戦、浪速9ー1桃山学院」(23日、花園中央公園野球場)

 元阪神で昨年11月に監督に就任した浪速・遠山昭治監督(53)が、公式戦初采配を七回コールド勝ちで飾った。新型コロナウイルスの影響で、練習試合も7月に入ってから3試合行えただけで、その3試合も2敗1分け。「心配だったけど」と練習試合も通じて笑顔の監督初勝利となった。

 「選手が予想以上に緊張していましたけど、それが初戦かなと。でも良かったです。練習試合も1回も勝ててなかったので、そういう不安もありましたけど、でも、久しぶりに生徒たちとやれるというのは喜ばしいこと。今の3年生と1試合でも多くできればいいと思います」

 試合は二回にエンドランを絡めて1点を先制しながらも、三回には2死満塁の好機を生かせずに無得点。選手の硬さを感じ取っていたこともあり、ベンチでは最前列から積極的に声をかけて、気持ちをほぐした。その効果もあり、二回に2得点、六回と七回にそれぞれ3点ずつ奪ってのコールド勝ちだ。

 「最後はようやくみんな笑ってましたけどね。もっともっと楽しんでいければね。ベンチを出るなと言われたのでなかなか動けなかったですけど(笑)1勝は1勝でうれしいですよ。練習は厳しく、ゲームはもっとはしゃいでいいですからね。今日は100点じゃないですかね。勝ちましたから」と遠山監督。節目の勝利をはずみに、次の3回戦でもどん欲に勝利を狙う。

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