プロ注目の大商大・吉川 五回途中降板 ソフトバンク・稲嶺スカウト「気持ちの強さいい」

 「関西六大学春季リーグ代替試合、大商大8-5大院大」(22日、皇子山球場)

 今秋ドラフト候補の最速149キロ右腕、大商大の吉川貴大投手(4年・開星)が大院大戦に先発したが、本領を発揮できず、4回1/3を4安打3失点で降板した。

 5点リードの四回。先頭打者に「先頭だったのでカウントを悪くしたくなかった」とストライクを取りに行った真っすぐを右翼へ放り込まれた。その後もなかなか修正できず、五回途中でマウンドを降りたが、この日最速145キロの直球と大きく曲がるカーブで三振を奪うなどして、持ち味も見せた。

 吉川は「最後までずっと修正がきかなかった。悔しいです」と肩を落としたが、視察したソフトバンク・稲嶺スカウトは「評価すべき点はたくさんある。連日投げられることもそうだし、ホームラン打たれた直後に、真っすぐを投げる気持ちの強さがいいですよね」と評価を変えることはなかった。

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