盛岡一・高橋、ロッテ・朗希とプロで再対戦熱望 敗戦も意地の押し出し死球

 「高校野球岩手大会・準々決勝、盛岡大付11-4盛岡一」(21日、岩手県営野球場)

 高校通算35本塁打の盛岡一・高橋怜大(れお)内野手(3年)は八回に中前打を放ち、敗退の中でも意地を見せた。三回2死満塁では押し出し死球。ボールの縫い目が当たった痕が左腕に残るほどの衝撃にも、「自然に出た」とガッツポーズを作って一塁へ向かうなど気迫を見せた。

 “令和の怪物”から放った一発の感触が忘れられない。昨夏、大船渡との練習試合で、ロッテのドラフト1位・佐々木朗から左翼へ本塁打を放った。以降は「レベルの高いピッチャーから打てたのが自信になった」と野球への姿勢も変わった。

 県内屈指の進学校ながら、高卒即プロ入りの夢も抱いている。日本高野連と日本野球機構(NPB)共催の合同練習会参加については「あとちょっと考えたいなと思います」と熟考中であることを明かし、「願わくばプロの舞台で朗希さんと対戦したい」と目を輝かせた。

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