増えてます、球界の平ツバ派!オリックス・山本「おしゃれ」 菊池「視野広げるため」

 最近、帽子のツバを真っすぐに平たくしたままかぶっている選手がプロ野球界でも増えてきた。もともとツバを真っすぐにしたかぶり方はメジャーリーグが発祥地。その理由とは何なのか?デイリースポーツが独自で調査した結果、選手たちの譲れないこだわりが垣間見えた。

  ◇  ◇

 21日の楽天戦で8回3安打無失点、10奪三振と完璧な内容でチームを今季初勝利へと導いたオリックス・山本由伸投手(21)。プロ4年目ながらチームに欠かせない大黒柱として君臨し、昨年のプレミア12でも侍ジャパンのリリーバーとして世界一に貢献した。

 12球団を見渡しても、若手では実力、実績ともにNo.1と言っても過言ではない右腕。あえて帽子のツバを真っすぐにしている理由をこう、明かす。

 オリックス・山本「おしゃれなだけです。NEW ERA(米国の帽子製造会社が作ったツバが真っすぐのキャップ)みたいにしたい。侍ジャパンのときは2種類あって真っすぐのを選べた。オリックスはないけど、なるべくツバを真っすぐにしたい。こだわりです」

 ファンへの見せ方を意識するのもプロとして、大切な要素だ。さらに12球団No.1の守備範囲を誇り、セ・リーグの二塁手部門で7年連続ゴールデングラブ賞を獲得している広島・菊池涼介内野手(30)も帽子のツバを真っすぐにしている選手の1人。その理由として、守備面でのメリットをかつてデイリースポーツの取材に打ち明けていたことがある。

 広島・菊池涼「視野を広げるため。ファースト、ショートの位置、走者がいればリードはどれくらいなのか。正面を向きながらでも、視界に入れて予測、準備をしておきたい」

 人間の視野は約180度と言われている。帽子のツバが曲がっていることによって視野が遮られる可能性があり、プレーに影響を及ぼしてしまう。

 10年前とは明らかに違ってきた帽子のスタイル。調べてみると、山本にも菊池涼にも譲れないプロとしてのこだわりが詰まっていた。

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