ヤクルトが今季初勝利!高津監督へ山田哲、村上、塩見が3発で祝砲

1回、先制の中越え2ランを放ちガッツポーズを決める山田哲人=神宮球場(撮影・開出牧)
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 「ヤクルト6-2中日」(20日、神宮球場)

 ヤクルトは3本のアーチで、高津監督へ初白星をプレゼントした。好調の男たちとリベンジに燃える男たちの活躍がかみ合い、粘り抜いた勝利。快晴の下、高津ヤクルトの一年が“開幕”した。

 まず勢いをつけたのが強力打線だ。開幕から2戦連発の山田哲と若き主砲・村上がアベック弾で競演。球団史上最年少で4番を任された村上にとっては、開幕7打席目で飛び出した一発で、「まずは1本出てよかったです」とホッとした表情。バックスクリーンや右翼席上段へと運ぶ衝撃の2アーチで、度肝を抜いた。

 また19日の開幕戦で、先発野手唯一快音の響かなかった塩見がリベンジの一発。4時間49分の死闘からのデーゲームだったが、この日の試合前練習では誰よりも早くバットを振り込んでいた。実を結んだ今季1号に、「昨日、今日とヒットが出ていなかったので何とか打ててよかったです」と笑顔を見せた。

 さらにうれしい復調を見せたのは、開幕2戦目を託された小川だ。緩急をつけた投球で中日打線を翻弄(ほんろう)。4番・ビシエドを無安打に抑えるなど仕事をさせず、6回を投げ6安打2失点とゲームを作った。

 練習試合では2戦11失点と精彩を欠き、昨季は5勝12敗に沈んだ。今季は強い気持ちで迎えたシーズンでもある。2020年初舞台で「野球ができることが当たり前ではない。去年の悔しさも強いので、しっかりマウンドで攻めていきたい」と意気込んでいた通りの結果を残し、不変の信頼を寄せた高津監督へ白星をもたらす好投が光った。

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