ヤクルトが15得点の猛打で快勝 坂口&山田哲の1、2番が機能

3回、中前打を放つ山田哲(撮影・金田祐二)
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 「練習試合、ヤクルト15-3中日」(2日、神宮球場)

 ヤクルトが開幕戦“前哨戦”で、18安打15得点と強力打線が爆発。大勝をおさめ、嫌なイメージを植え付けた。

 高津監督が描く理想のオーダーが、見事にはまった。鍵を握ったのは1番・坂口。昨季ケガと不振に苦しんだリードオフマンが、指揮官の期待に応え、3安打1打点と大暴れした。2番・山田哲、3番・青木、4番・村上へとつないでいくトップバッターの仕事。きっちり好打で快音を重ね、強力打線を機能させた。

 さらに山田哲が徐々にギアアップする。30日の紅白戦で今季初アーチを放っていたが、この日は2安打1打点と状態を維持。4番・村上にも待望の今季初アーチが飛び出し、「自分らしく逆方向の本塁打だったので、次に繋がる一発になりました」とすでに次戦を見据えた。

 燕打線が、中日投手陣に牙をむく。4回には打者14人の猛攻で、一挙10得点。中日新人の橋本にプロの洗礼を浴びせると、ヤクルトの新助っ人は上々の仕上がりを見せた。5回を投げ6安打1失点。「低めにしっかりとコントロールできました。ゴロアウトと空振りを多く取ることができたのがよかったが、球が浮いてしまうと打たれてしまうので気をつけていきたい」とコメントし、反省点を今後の課題に変えた。

 約2週間後の開幕戦で、再び激突するヤクルトと中日。中日は単発3本塁打のみの得点に沈み、内野陣の3失策が失点に絡むなど重たくのしかかった。一方のヤクルトにとっては強い、強い先制パンチを食らわせる結果となった。

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