指揮官の思いを背に先陣を切る。日本ハムの有原航平投手（２７）が１９日、千葉・鎌ケ谷の２軍施設でのグループ練習後、オンライン取材に対応。栗山監督が１７日に、開幕投手として起用する考えを示したことを受け「期待に応えられるようにしたい」と意気込んだ。

　２月の春季キャンプから決まっていた大役だった。コロナ禍の影響で１度は幻になったが、「延期しても、投げるという思いは持っていた」と１７年以来２度目の開幕投手に、エースとしてのこだわりもあった。

　自主練習期間は長引いたが、「例年よりしっかりトレーニングできた」と準備もより万全に。週に１度、ブルペンで投球練習も行い「かなりいい状態で来ている。早く実戦で投げられたら」と昨季の最多勝右腕は、満を持してその時を待つ。

　昨年１２月に表明していた今オフのメジャー挑戦の意思も改めて明かした。その上で「チームに貢献することがその先にもつながる。必ずチームが優勝するように頑張りたい」と断言。チーム、そして自分の夢に向かって開幕から突っ走る。