高野連・小倉事務局長は慎重 夏の地方大会は「小規模イベントとは言えない見方もある」

 東京都高野連が7日、常務理事会を開き甲子園開催可否にかかわらず東・西東京大会を行う方向を確認した。また山口県、大阪府など各地で開催方法を調整する動きが本格化している。一方、日本高野連の小倉好正事務局長(62)は同日、書面での報道陣の取材に対応。夏の地方大会は、政府が条件付きで容認した「小規模イベント」に当たらないなどの見解を示した。

 政府は13の「特定警戒都道府県」以外での小規模イベントを条件付きで認めたが、夏の地方大会が該当するかについて、小倉事務局長は否定的な見解を示した。「多数の高校が参加する地方大会は小規模イベントとは言えないという見方もあるのではないかと思います。あらゆる状況を想定して、検討をしていきます」と回答した。

 現在、第102回全国高校野球選手権大会(8月10日開幕・甲子園)は無観客での開催も検討している。大会の「延期」を選択肢に入れるかどうかは各地の夏休みや授業確保の状況、プロ野球の日程の関係もあり「(今すぐ選択肢に入れるかどうかの答えを出すのは)難しい問題です。あらゆる状況を想定して検討していきます」といった見解にとどめた。

 今後は、5月20日に第2回の選手権運営委員会をオンライン会議で実施予定。「地方大会に向けた判断については現在、都道府県連盟の考え方なども尋ねています。あらゆる状況を想定して、検討をしていきます」と各都道府県連盟と連絡を取りながら準備や対策を進めていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス