ソフトバンク10日ぶり練習再開 工藤監督「明るくやってくれた」

 ソフトバンクは9日、本拠地ペイペイドームと筑後の2軍施設で自主練習を再開した。新型コロナウイルス感染拡大の影響でチームは3月31日から活動を休止していたが、福岡県が緊急事態宣言の対象地域となる中、球団は感染防止対策を徹底させて施設の利用を許可。時間と場所を分け、選手自らが打撃投手やノッカーも務めた。

 「選手もそういうところ(感染拡大対策)を守って自覚している姿であったり、練習はすごく明るくやってくれた」と工藤公康監督(56)。手探りながらもチームが再び歩き始めたことにひと安心した。

 6日に選手会が施設利用を球団側に直訴。再開初日には、午前と午後合わせてペイペイドームに44人、同じく筑後には43人と、育成を含む全選手が参加して汗を流した。

 選手会長の中村晃外野手(30)は「こういう練習をやるのは複雑だが、球団から場所を与えてもらった。細心の注意を払いながらやりたい」と球団への強い感謝を示した。今後は3勤1休のペースで自主練を行っていく予定だ。

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