幻のセンバツ…花咲徳栄が“疑似開会式” 同校グラウンド堂々行進、本来ならきょう開会式

模擬開会式を行い入場行進する花咲徳栄ナイン=埼玉県加須市の花咲徳栄高(撮影・金田祐二)
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 史上初の中止となった今春の選抜高校野球大会に出場予定だった花咲徳栄ナインが19日、埼玉・加須市内の同校グラウンドで“疑似開会式”を行った。この日は通常通りの開催であれば甲子園で出場32校による開会式当日。主将で今秋ドラフト候補の井上朋也内野手(2年)らが堂々と行進した。

 行進曲に決まっていた米津玄師「パプリカ」の流れる中、甲子園ベンチ入りメンバー18人がグラウンドを歩いていった。身にまとったのは背番号の付いた試合用のユニホーム。センバツ旗を持った主将の井上朋也内野手(2年)は「こういう会を開いていただき、本当に感謝しています」と率直な気持ちを表した。

 センバツ中止決定後に岩井隆監督らの発案で選手へ提案すると、選手は一瞬驚きながらも喜んだ。学校側も全面的に協力して実現。新型コロナウイルス感染拡大の中で最大限に注意を払いながら本格的に行い、行進後はバックネット裏付近で校歌も斉唱した。

 指揮官は“疑似開会式”を開いたことについて「いろんなことを考えてそういう経験をすることが節目だと思っているので。節目が多い人間は未来に向かって強くなれるから、そんなことを考えて」と意図を明かした。

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