センバツが無観客での開催で準備を進めていくことが４日に決まり、ＮＰＢスカウトの活動にも影響を及ぼしそうだ。通常は各球団のスカウトが甲子園に集結し、有力選手のプレーを直接チェックする。

　日本高野連はこの日の会見でスカウト陣の入場制限について触れなかったが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のためシャットアウトする可能性は十分ある。

　阪神・畑山統括スカウトは今後の対応について「何も決まっていない」としつつ、大会期間中にスカウトの入場規制となれば「（春の時期にスカウト陣）全員でクロスチェックする機会がなくなる」と頭を抱えた。現地観戦ができない場合、スカウトがテレビ観戦でドラフト候補のプレーを確認する事態も現実味を帯びてきている。