西武・おかわり プロ19年目で初1番でプレーボール弾!

 「オープン戦、中日0-6西武」(3日、ナゴヤ球場)

 高校野球なら、プレーボールを告げるサイレンが鳴りやむ前のスタンドイン。野球漫画「ドカベン」で岩鬼が常に狙う「初回、先頭打者、初球本塁打」。プロ19年目の長い野球人生で「初ッス」という「1番」に座った西武の36歳・中村が「ぐわらきん」とばかりに、試合開始直後の初球を左中間へ。2020年の実戦初スイングが2020年初アーチ。もはや、漫画を超えた“おかわり劇場”だった。

 1月の自主トレ中に右ふくらはぎを痛め、先月のキャンプではB組の高知での調整だったベテラン。この日が1軍合流初戦とあって「一番打席が回ってくる」という辻監督の配慮で「1番DH」での出場となった。特製のサポーターを両ふくらはぎに巻き、慣れない先頭打者に「なんかバタバタしてました」。そう振り返りながらも、吉見の高めに入ってきた「真っすぐかシュート系」の球を一振りで捉えるあたりはさすが、本塁打王6回のベテランの真骨頂だ。

 「名刺代わりの一発。野球ができる体になったことでいいじゃない」と指揮官も一安心。新型コロナウイルス対策で、無観客のオープン戦。「試合になったら、そこまで気にならない。人がいようがいまいが、僕たちはやるだけ」。昨季も4年ぶりの打点王に輝いたおかわり君は健在だ。

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