ヤクルト・ドラ1奥川 3度目のブルペンで修正能力の高さ発揮
ヤクルトのドラフト1位・奥川恭伸投手=星稜=が29日、プロ入り後3度目のブルペン投球を行い、修正力の高さを見せつけた。
卒業式前の最後のブルペンを笑顔で投げ終えた。感じた違和感を、試行錯誤しながらすぐさま改善。「プレートに慣れていなくて」とあまり経験のない二重プレートに苦戦したが、小野寺2軍投手コーチの助言で使い方を変えると納得のいく力強いボールを投じた。
立ち膝の捕手に20球、そして改善してから再び20球。どんどんよくなる球質に、後半に受けた小山田ブルペン捕手からは明るい声が飛んだ。
「これで卒業式に行けるな」-。
笑顔でうなずいた奥川。新型コロナの影響を受け、卒業式は時間の短縮された形で行われる予定だという。それでも「卒業式がなくなったら帰れない…(笑)。なくならないでくれーと思っていました。1回みんなに会いたいなと思っていたので。やっぱり安心します」と笑顔。3月3日に迫る再会のときを待ち焦がれた。