ヤクルト高津監督 ノムさんの“無茶”起用エピソード披露

 ヤクルトの高津臣吾監督(51)が、今後のリリーフ陣の起用法について取材を受けている最中に、かつて自身が野村監督としたやりとりを懐古。思わず笑みがこぼれた。

 この日1カ月に及ぶ春季キャンプを打ち上げ、充実感いっぱいの表情で帰京。投手、守護神出身の監督だけに、再建を目指す投手陣の起用法は細かく綿密に練られていた。特にリリーフ陣については、「負担がかかっている人は、ここ投げてほしいなと思うところでも投げさせない」というプランを打ち立てた。今年1年だけを見据えず、その先へ。ケガのない投手王国育成に尽力していく心意気だ。

 そんな話の中で、かつての野村監督と自身のエピソードを披露。その舞台は甲子園で迎えた延長戦だった。緊迫した試合で、マウンドまで来た監督からは「明日休ませるから」と直接伝えられ、4イニングを投げ切った日があったという。それでも…。

 「『よっしゃーっ』て言って勝利投手になって、次の日2イニング投げさせられたからね」

 無茶な“依頼”は信頼の証し。当時を笑顔で懐かしみ、「勝たないといけないとかいろいろあったから。体はしんどかったけど、責任を感じる喜びの方が大きかった」と振り返った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス