「練習試合、日本ハム１－２楽天」（１３日、タピックスタジアム名護）

　日本ハムの金子弌大投手（３６）が楽天との練習試合（名護）に先発して２回をパーフェクトに抑えた。「ストライクも取れたし、投げたいところにもある程度投げられた」と今年初の実戦を納得の表情で振り返った。

　新たな可能性も見いだした。いくつもの変化球を自在に操る金子だが、その中でも「一番信用していない」と話すのがカーブ。「シーズン中にいきなり試すよりは、こういうところで投げられたのは良かった」と、二回先頭の内田に投げて見逃しストライクを奪った。より精度を上げ「信用のできる球」になれば投球の幅も広がると期待する。

　キャンプも半ばを過ぎ、ここまでの調整は順調。今季も幅広い起用法に応えていくため「トレーニングから、どこでもいけるふうに考えている」と力を込めた。