野村氏の息子・克則氏は涙「急すぎて受け入れられない」死因は母と同じ「虚血性心不全」

亡くなった父・野村克也氏について涙をぬぐいながら語る楽天・野村克則コーチ=都内(撮影・開出牧)
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 プロ野球の南海、ヤクルト、阪神、楽天で監督を務めた野村克也氏が、11日午前3時30分に死去した。84歳だった。楽天が発表した。

 息子の克則氏(現、楽天作戦コーチ)はキャンプ地から戻り、都内の自宅前で対応。死因は野村氏の妻、沙知代さんと同じ「虚血性心不全」だったと明かした。

 突然の訃報に、克則氏は「正直、急すぎて受け入れられない」と涙をぬぐい、「午前2時過ぎに電話がかかってきた。ちょっと、様子がおかしいということで、救急車で運ばれまして」と、振り返った。続けて、「その後病院の方で懸命に治療していただいたんですけど、死亡が確認されたのは、3時半ですね。死因のほうは虚血性心不全、おふくろと一緒だと」と明かした。

 野球人として、父の背中を追いかけてきた。「今あるのは父親のおかげ。本当に偉大な存在で、その息子であったことは本当に誇りに思います。残念です」と語った。葬儀は密葬で後日、お別れ会を開くという。

 野村氏の心の支えとなっていた愛妻・沙知代さんは17年12月8日に急逝。野村氏のショックは大きく、生前に「この2年間で男の弱さを痛感している」、「さみしいね」などと語っていた。

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