野村克也氏が急逝 心の支え、愛妻の沙知代さん他界から2年余りで…

 野村克也氏
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 プロ野球の南海、ヤクルト、阪神、楽天で監督を務めた野村克也氏が死去したことが11日、分かった。84歳だった。

 野球界に多大な功績を残したレジェンドが天国に旅立った。野村氏の心の支えとなっていた愛妻・沙知代さんは17年12月8日に急逝。野村氏のショックは大きく、事あるごとに「この2年間で男の弱さを痛感している」「さみしいね」と語っていた。息子の克則氏によると、大食漢の野村氏はしばらく何日も食事をできないほどに落ち込んでいたという。

 昨年12月28日にNHKで放送された「令和家族・幸せ探す旅 心温まる出会いの物語」でも、沙知代さんの死去から、今なお悲しみの癒えない胸の内を明かした。「もう2年になる。早いね。男って弱いね」。ひとりでの生活に「そばにいないんだもん、相手が。それはさびしいもんだよ。乗り越えようがないじゃん。あとは安らかに死を迎えるだけだから」と語る姿もあった。

 現役時代は南海、ロッテ、西武でプレー。契約金なしのテスト生からはい上がり、通算3017試合に出場した。日本歴代2位の2901安打をマーク。8年連続の本塁打、65年には捕手として史上初めて戦後初の三冠王にも輝くなど、輝かしい成績を残した。

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