西武・松坂 ブルペン熱投101球!ファン拍手に「うれしかったんですかね」

 「西武春季キャンプ」(9日、日南)

 古巣復帰した西武の松坂大輔投手(39)が今キャンプ初の本格的なブルペン投球を行った。捕手が立った状態で8球投げた後、座った捕手に93球。カーブやカットボールなど変化球も解禁し、計101球を投げ込んだ。

 「思ったより体が動いた。自分が思ったより下(下半身)が動いてくれて、タイミングが合わないことも多かったけど、悪くはなかった。ブルペンで数多く投げると、必要なものや足りないものが分かってくる。自分の状態は把握できた」

 捕手が座ってから61球目までは走者を置いた状況を想定し、セットポジションで投げた。「いつも通りですね。試合ではセットで投げることがほとんどなので」と実戦モードを強調。その後は代名詞と言えるワインドアップ。「投げても(座った捕手に)100球以内と思っていたので収まって良かった」と満足そうだった。

 今後は球数を抑え、ブルペン入りの回数を増やすという。「思っていたより早く打者に対して投げる練習もできそう」と順調さを感じている。投げ終えると見学していた観客から拍手が湧き起こり、帽子を取って応える場面も。「昨年全然投げていないし、投げている姿を(ファンが)見られてうれしかったんですかね」。古巣でのキャンプも折り返し。表情は明るい。

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