高校野球で開星(島根)を春夏計9度甲子園に導いた野々村直通元監督が、3月から復帰することが8日、関係者への取材で分かった。過去に部員への体罰で日本学生野球協会から謹慎処分を受けた山内弘和監督は退任し、野々村氏は後任が決まるまで数年をめどに指揮を執るという。
68歳の野々村氏は1988年に開星の前身、松江一の野球部創部とともに監督に就任。2010年春の選抜大会で21世紀枠の出場校に敗れた試合後「末代までの恥」「腹を切りたい」などと不適切な発言をしたことで一度は辞任し、その後復帰して12年3月までチームを率いた。