西武・山川 バレに負けん!“90度打法”で3年連続本塁打王だ
「西武春季キャンプ」(6日、日南)
西武の山川穂高内野手(28)が全方位にアーチを架ける“90度打法”での3年連続本塁打王を誓った。手の動きを減らし、すり足気味のシンプルな打撃フォームに大改造。「全方向にホームランを打つのがテーマ」と言い切り、キングの座を揺るぎないものにする。
フリー打撃では中堅から右方向への打球が増えた。「反対方向というより、センター返し。本当はカンカン(左翼に)ホームランを打ちたいけど、我慢している。キャンプの段階ではストレスですけどね」と笑った。
昨季は43本塁打のうち36本が左方向。中堅5本、右方向2本と引っ張り中心だった。「(13年にヤクルトで)60本打った時のバレンティンのイメージ。神宮の右中間にも打っていた。(ソフトバンク移籍は)嫌ですね」。今季からキングを争うことになるであろうライバルを警戒した。
昨季はシーズン中にコロコロ変えたが、今季は新フォーム一本での勝負を決意。「頑固にいきたい。打てないから元に戻すことはない」。チームの3連覇に絶対不可欠な存在、20年型の山川から目が離せない。