DeNAがビスケル氏を臨時コーチに メジャー通算11度GG賞、2877安打

 DeNAがメジャー通算11度のゴールドグラブ賞獲得を誇るオマー・ビスケル氏(52)を春季キャンプに臨時コーチとして招くことが27日、明らかになった。大リーグのレジェンドから技術を吸収することで、ドラフト1位・森(桐蔭学園)ら内野陣のレベルアップが期待される。

 現在はメキシコリーグのティファナ・ブルズで指揮を執るビスケル氏は、1993年から2001年にかけて9年連続、通算11度のGG賞を獲得した。打撃も超一流。MLB通算2877安打をマークし、来年の殿堂入りもうわさされるほどの大物だ。

 インディアンス時代に同僚だったラミレス監督がビスケル氏に声を掛け、受諾された。2月3日にキャンプ地入りし、4日から13日まで指導を行う。

 球団関係者は「誰でもどこのチームでも呼べる人ではない。内野のフィールディングの部分で、今年入ってきた内野手2人にも勉強してもらいたい」と説明。ドラフト1位・森(桐蔭学園)、同5位・田部(開星)を含めた内野陣が最高峰の技術を吸収し、成長へとつなげることを期待した。

 2000年の日米野球で来日し、日本の野球に興味があるというビスケル氏。現在はメキシコで監督を務めているが、メジャー通算24年で培った経験をDeNA選手に伝えると同時に、日本の野球を学びたいという考えも持っているという。レジェンド大リーガーの特別レッスンが、南国の地で繰り広げられる。

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