ロッテ佐々木朗、ヒヤリ 乗車バスが接触事故 先乗り自主トレ初日にいきなり…
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡=らが27日、石垣島での先乗り自主トレ初日にいきなりアクシデントに見舞われた。キャンプ地・石垣市中央運動公園野球場に到着直後、乗っていた大型バスが“接触事故”のハプニングだ。だが“令和の怪物”は、全く動じない大物ぶりを発揮した。
午前8時30分。佐々木朗らロッテナインを乗せた大型バスが石垣市中央運動公園野球場に到着。「ガリ、ガリ、ガリ」。けたたましい衝撃音が響き渡り、一瞬、周囲は騒然となった。
実は、球場入り口に設置された前日26日開催の「石垣島マラソン」のゲートに大型バスの上部が“衝突”したのだ。結局、天井部を破損したバスはゲートを通過できずに停車。そこから選手は歩いて球場に移動したが、佐々木朗は落ち着き払っていた。
これも大物の証明なのか。先乗り自主トレ初日にいきなり見舞われたアクシデント。並のルーキーならば、動揺しても不思議はない。だが佐々木朗は違った。「意外と普通です」とあっけらかんと言い、笑みを浮かべていた。
練習での集中も、一切乱されることなくメニューを消化。キャッチボールやランニングなど約4時間のトレーニングをみっちりとこなした。キャンプ地の施設など環境面が「とても充実していると思う。うまく活用したい」と目を輝かせた。
「しっかり慣れて、もっと状態を上げて臨めるようにしたい」と強い意気込みを示した“令和の怪物”。1軍スタートのキャンプでも強心臓ぶりを発揮しそうだ。