東海大相模・山村、打倒・中森に闘志メラメラ「ずっと意識してます」
「選抜高校野球・選考委員会」(24日、オーバルホール)
即答だった。2年ぶり11度目の春切符をつかんだ東海大相模(神奈川)の主将・山村崇嘉内野手(2年)は対戦したいチームを問われ、「明石商とやりたい」と高らかに宣言。世代屈指の投手と呼び声高いエース・中森に対抗心をメラメラと燃やした。
「甲子園でもすごい活躍していましたし、自分と同じ代で一番いいピッチャーだと思うので。ずっと意識しています」。1年夏から聖地に立ち続ける同学年右腕に対し、最も倒さなければならない相手とマークする。
高校通算44本塁打とプロから注目される左の大砲としてはもちろん、同じ右腕としても負けられない。昨秋終了後から中学時代以来の投手に再挑戦。目標の最速145キロ到達のために左膝が胸につくほど足を上げるフォームへ変え、「勝てるピッチャーになりたい」と背番号1を狙う。
主砲とエースの大黒柱となる覚悟はできている。「(中森に)ピッチャーとしても投げ勝ちたいし、バッターとしても打ちたい」。最大の敵を投打で圧倒すれば、最大の目標・日本一はグッと近づく。