帝京は無念…昨年も難航した関東・東京の1枠「判断が苦しい」

 「選抜高校野球・選考委員会」(24日、オーバルホール)

 第92回選抜高校野球大会(3月19日から13日間、甲子園球場)の出場32校を決める選考委員会が行われ、関東・東京から高崎健康福祉大高崎、山梨学院、東海大相模、桐生第一、花咲徳栄、国士舘の6校が選ばれた。

 内訳は例年、前年秋の関東大会4強チームに東京大会優勝チームを加えた5校が順当に選ばれ、残り1枠を関東大会の次点のチームと東京準優勝チームで比較検討することが慣例。今大会は6校目に花咲徳栄。東京大会準優勝の帝京は漏れ、補欠校になった。

 選考委員会では「帝京は久しぶりにいいチームを作って来た」と一定の評価はされたが「準決勝は2本塁打で追いつき逆転で勝つという好ゲームを展開。決勝も期待していたが、力を発揮できなかった」と、0-6で国士舘に敗れた内容が引っかかった。投手力も「2投手を擁したが安定感が薄く、花咲徳栄の投手力の方が安定感がある」と、関東大会準優勝の山梨学院に1-2で惜敗した花咲徳栄に軍配が上がった。

 しかし昨年は、関東大会準々決勝でコールド負けした横浜が6校目に選ばれ、東京大会準優勝の東海大菅生は選外だった経緯がある。同委員会は「あの時点ではセンバツに向けて投手力を重視した。及川投手への期待もあったが、センバツでは応えられなかった。そういう面でも、関東・東京の最後の1校は今後も判断が苦しい。しかし全会一致で決まるくらいの熟考をしたい」と説明した。

 センバツ大会要項の選考基準では「本大会はあくまで予選をもたないことを特色とする。従って秋の地区大会は一つの参考資料であって本大会の予選ではない」とある。甲子園で勝てるチームを総合力で判断する。来年以降も各地区で難しい選考が続きそうだ。

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