ヤクルト・高津監督 開幕投手は直感で決める 石川、小川ら候補…春季Cで通達へ
ヤクルト・高津臣吾監督(51)が19日、神宮クラブハウスを訪れ、し烈な開幕投手争いを期待した。来季は3月20日の阪神戦(神宮)が舞台。「何も決まっていない」と現段階では未定だが「何人かの中の誰かになるのは間違いない」と、構想には複数の候補がいることを明かした。
今季8勝でチーム勝ち頭のベテラン・石川は、過去8度も大役を務めて5勝3敗と実績十分。今季の開幕投手・小川も4試合で1勝1敗、防御率0.69と、抜群の安定感を誇る。この2人に、スアレス、イノーア、クックの助っ人勢が絡んでいく構図となりそうだ。
指揮官が求める開幕投手の条件はシンプル。「特別な試合だと思っている。勝てる投手になると思う」。143分の1ではなく、必勝を期すスタイルだ。本人への通達は「試合に投げ始めるぐらい」と春季キャンプの中盤以降を想定。「相性よりも直感とか、そういうところを重視する」と、アンテナに響くアピールを求めた。