ヤクルト移籍の嶋、楽天ファンの前で涙「今日は無理だわ」 「大運動会」で別れ

楽天・則本昂、藤田から花束をもらい涙するヤクルト・嶋=ゼビオアリーナ仙台
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 楽天を自由契約になりヤクルトに移籍した嶋基宏捕手(35)が15日、ゼビオアリーナ仙台で昨年に続き「嶋基宏とゆかいな仲間たち大運動会2019」を開催。則本昂大投手(29)や藤田一也内野手(37)ら楽天選手13人も参加し、詰めかけた4037人のファンをわかせていた。

 大運動会は綱引き対決や選手私服ファッションショー、ファンも参加してのリレー対決などで盛り上がった。最後は嶋の発案で会場全体がゆずの「栄光の架け橋」を熱唱した。

 閉会あいさつ前には則本昂、藤田から餞別(せんべつ)の言葉と花束を受け、嶋は「この移籍のことでは絶対に泣かないと決めて今までやってきたが、今日は無理だわ」と涙をこらえきれなかった。

 「最高の仲間と13年間、野球をできたこと、僕は一生の宝物にして来シーズンから新たな気持ちでスタートしようと思う」と感謝。さらに「楽天イーグルスのことを嫌いにならないこと、選手を一生懸命応援することを約束してください」と話し、仙台のファンへ別れを告げた。

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