侍・山田、韓倒逆転V3ラン!「世界一実現して良かった」
「プレミア12・決勝、日本5-3韓国」(17日、東京ドーム)
東京ドームに響く山田哲人コールに背中を押され、起死回生の逆転3ランが生まれた。「4年前は韓国に負けて悔しい思いをしたので、今日それを晴らせて良かったです」。2015年の前回大会は準決勝で韓国に敗れ、無念の3位。リベンジの思いを込め、フルスイングした。
2点ビハインドの二回2死一、二塁。内角を狙ったヤン・ヒョンジュンの直球は真ん中寄りに入ってきた。「とにかく集中して、自分のスイングをしようと」。打球は左翼席上段に突き刺さり、一塁ベースの手前で右腕を突き上げた。1号逆転3ランが決勝点となった。
代表戦での一発は2017年の第4回WBC2次ラウンド・キューバ戦以来。前回のプレミア12でも3位決定戦のメキシコ戦で2本のアーチをかけたが、準決勝の韓国戦は2打数無安打2三振だった。
「世界一を取るっていうのは決めていたことなので、それが実現して良かったです」
今大会の2次ラウンド終了時点で打率・176、0本塁打、3打点。悩み苦しんでいたが、最後にプレッシャーを力に変えた。「オリンピックで活躍したい気持ちはめちゃくちゃあります」。20年東京五輪へ、山田が侍ジャパンのトップバッターに名乗りを上げた。