楽天・石井一久ＧＭ（４６）が１３日、福岡市内でソフトバンクからＦＡ宣言した福田秀平外野手（３０）と交渉し、帰京後の羽田空港で報道陣に対応した。福田には４年４億円以上の長期契約を提示したもようだ。

　交渉した際の福田の印象に「プレーとは違い穏やかな、優しい選手だと思った」と石井ＧＭ。交渉では福田が「（ソフトバンクを）出て行くのであれば、相当な覚悟で出て行くことになる」と話したことに、「福田選手の覚悟をちゃんと分かった上で、サポートしていきたい」と環境面を含めたサポートを約束した。

　加えて自身もＦＡでの他球団移籍の経験があることを踏まえ、「特別なことをされるのは、逆に彼にプレッシャーになったり、嫌な思いをすることはある」と話し、球団全体でチーム全選手のプレーしやすい環境を作っていくとした。

　福田に関しては残留を求めるソフトバンクの他、西武、ロッテ、中日、ヤクルトが交渉を行うなど激しい争奪戦を繰り広げているが、「（提示した条件は）他球団と同じぐらいだと思う。こういうのはご縁。今自分たちが提示できるもの、思いというのは、ちゃんと伝えられたと思う」と説明していた。