侍・秋山は骨折も男気コメント発表「シャンパンファイトにはゴーグル持参で参加します」

 侍ジャパンは1日、秋山翔吾外野手が右足の第4趾基節骨骨折のため、代表を辞退することを発表した。

 秋山は10月31日に行われたカナダとの強化試合で「1番・中堅」で先発出場したが、右足に死球を受け、途中交代。そのまま那覇市内の病院へ直行し、診察を受け骨折と診断され、チームを離れることが決まった。プレミアでの世界一を目指すチームにとって、大きな痛手となった。

 秋山は同29日に海外FA権の行使を表明。メジャー挑戦の意思を明らかにした。その直後に行われる国際大会は、殺到するであろうメジャースカウトへのアピールの場という側面も持っていた。不測の事態となり、今後の交渉にも影響を及ぼす可能性もある。

 本人にとってもショックの事態だが、秋山は男気あふれるコメントを発表。「このような結果となり残念ですが、試合にでるうえでは起こりえることなので仕方ないと思っています。世界一を獲るためにこのメンバーで参加できたことは、自分にとって、何より財産です。けがを恐れて参加しないほうが後悔したと思います」ときっぱり。続けて、「今後はケガの治療に取り組んでいきます。プレミア12の優勝のシャンパンファイトにはゴーグル持参で参加します」と、前向きに仲間を鼓舞した。

 秋山の離脱を受け、代役には巨人・丸佳浩外野手が招集される。この日、川崎市のジャイアンツ球場で対応した丸は「どんな形でもいいので役に立てればと思います」と決意を示した。合流後は不動の中堅として、中核を託されることになりそうだ。

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