広島新庄の1年生左腕・秋山、1失点完投12K 元U15日本代表の熱投で初戦突破

 「秋季高校野球中国大会・1回戦、広島新庄3-1八頭」(27日、コカ・コーラボトラーズジャパンスポーツパーク野球場)

 広島県大会の覇者、広島新庄が、八頭(鳥取3位)を下して初戦を突破した。先発した1年生左腕・秋山恭平投手が130球を投げて4安打1失点で完投。12奪三振をマークした。

 試合前は迫田守昭監督から「六回まで」と言われていたが、続投指令を受け、「最後はメンタルがきつかったけど気持ちで投げました」と汗をぬぐった。

 福岡県出身で、筑後サザンホークスでプレーした中学時代はU-15日本代表にも選ばれた逸材だ。巨人・田口、日本ハム・堀ら左腕の育成に定評のある迫田監督の教えを受けるために野球留学。「カーブの投げ方やメンタル面を教えてもらっています」と着実に成長している。

 センバツ出場は14年以来遠ざかっている広島新庄。28日の準々決勝では高川学園(山口2位)と対戦するが、背番号10を背負う左腕は「ベンチに入っていない先輩のためにもしっかり投げたい」とフル回転を誓った。

 女房役の賀谷夢斗捕手は、秋山を好リードし、七回には勝ち越しの適時二塁打を放つなど攻守に活躍。「秋山が踏ん張っていたので、絶対に点を取りたかった。秋山は1球1球に集中して、しっかり投げてくれた」と笑顔を見せていた。

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