「日本シリーズ・第３戦、巨人２－６ソフトバンク」（２２日、東京ドーム）

　２３日の日本シリーズ第４戦に先発する巨人・菅野智之投手（３０）が２２日、東京ドームでキャッチボールやダッシュなど軽めの調整を行った。練習後、取材陣には多くを語らなかったものの、穏やかな表情には確かな自信を感じさせた。

　感謝を込めて本拠地のマウンドに立つ。ＣＳファイナルＳでは、腰痛のため一度も登板できず、チームは菅野不在で日本シリーズ進出を決めた。今シリーズでも当初は第３戦での先発が予定されていたが、コンディションを優先し、第４戦にスライドされた。自分を信じて待ってくれたチームに対し、「感謝しかない。与えられたところで、本当に感謝の気持ちを持ってマウンドに上がりたい」と恩返しの好投を誓った。

　チームは圧倒的に不利な状況だが「まだ戦いがある以上、チャンスはある」と不屈の姿勢を見せた。「チーム力を常に感じながらマウンドに上がりたい」。崖っぷちからの逆転日本一へ、菅野がエースの仕事を果たす。