楽天・由規 移籍後初登板で復肩150キロ 平石監督「ここからがスタート」

 「楽天7-1西武」(26日、楽天生命パーク宮城)

 地鳴りのような大歓声に送られ、背番号「63」がマウンドに立った。「歓声は想像以上だった。こみ上げてくるものがあった」。支配下選手に復帰した楽天・由規が九回、故郷・仙台で移籍後初登板。右肩痛に苦しんだ日々から新たな一歩をしるした。

 「気持ちが高ぶって雰囲気に乗せられた」。先頭の代打・愛斗を空振り三振。続く木村の初球にこの日最速の150キロを記録し、最後は熊代を直球で空振り三振に仕留めて1回無失点の内容だ。

 平石監督も「ここまで投げられるようになったのは彼の努力。ここからがスタート」と称賛。「(チームも)いい気持ちでCSに行ってくれるんじゃないかと。僕もアピールを続けたい」と由規。今季最終戦を最高のムードで締め、完全復活へのスタートを切った。

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