ヤクルト・寺原、三輪が現役引退を発表 「これからの人生を大切に」

 ヤクルトは17日、寺原隼人投手(35)と三輪正義内野手(35)が今季限りで現役引退することを発表した。

 寺原は日南学園高から01年度ドラフト1巡目でダイエー(現ソフトバンク)に入団。横浜(現DeNA)、オリックスを経て、13年にソフトバンクに復帰。昨オフにソフトバンクを戦力外になり、今季からヤクルトに移籍した。

 今季は開幕ローテ入りしたものの、4試合2勝1敗、防御率6・19と結果を残せず、引退を決断。「ファンの皆様、18年間応援していただき、ありがとうございました。18年間のプロ野球生活の中で、スワローズには1年間と短い期間でしたが、1年でも長く野球をやりたいと思っていた私に、チャンスを与えてくれたスワローズには感謝しかありません。本当にありがとうございました」と談話を寄せた。通算成績は303試合登板で73勝81敗23セーブ、防御率3・88。

 三輪は四国IL・香川から07年度大学生・社会人ドラフト6巡目で入団。内外野に加えて捕手もこなせるユーティリティーぶり、俊足と巧みな小技をこなすいぶし銀として、チームに貢献した。昨季は独立リーグ出身者では初めてFA権を取得した。

 通算成績は418出場で62安打、16打点、打率・236。今季は1軍出場はなかった。「私がこの年までこの身体で野球を続けられたのは、今まで私に携わってくれた、全ての方々のおかげだと思っています。その方たちのためにも、これからの人生が大事になってくると思います。胸を張って生きていけるように、これからの人生を大切に過ごしていきたいと思います」とコメントした。

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