ソフトバンク崖っぷち5連敗 和田6失点…04年以来の2回KO「壊してしまった」

 「西武10-5ソフトバンク」(31日、メットライフドーム)

 大飛球が舞うたびにぼうぜんと見送った。ソフトバンクの和田は一回に2ラン2発を浴び、計5点を失うと、二回にもソロを許す。今季最多の6失点、プロ2年目の2004年以来となる自己最短の2回でKOされての3敗目に「初回から試合を壊してしまった」と声を落とした。5連敗のチームは2位西武にゲーム差なしに詰め寄られた。

 「初回から全力で行く」と臨んだが、いきなり強力打線に捕まった。1死から源田に安打を許し、森に速球を左中間席へ運ばれる。ショックが癒えぬまま、続く中村に初球を二塁打とされ、2死から外崎に適時打。さらに山川に変化球を豪快にバックスクリーンにはじき返された。

 二回にも秋山に高めの速球をたたかれ、3被弾。8月はここまで2連勝で、ともに1失点と抜群の安定感を見せていたが、首位攻防戦で役割を果たせなかった。「大事な試合にこのような結果になってしまい、本当に申し訳ない」とうつむいた。

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