巨人、マジック20点灯 伏兵・石川がプロ初のサヨナラ弾「奇跡です」

 11回、サヨナラ2ランを放ちガッツポーズで本塁に向かう代打石川
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 「巨人8-6DeNA」(24日、東京ドーム)

 巨人が延長十一回にサヨナラ勝ち。ついに優勝マジック「20」を点灯させた。巨人のマジック点灯は優勝した2014年以来、4年ぶり。

 九回2死無走者から、坂本勇の同点打で追いつくと、延長十一回だった。先頭の重信が右前打で出塁し、すかさず二盗に成功。ここで代打・石川がDeNA・エスコバーの160キロ近いストレートをフルスイング。中堅スタンドへ劇的なサヨナラ2ランを放った。

 自身初のサヨナラ弾を放った石川は「ここのところチャンスに代打で使ってもらってたんですけど、いい結果が出せずにすごく悔しい思いをしていたので本当によかった」と興奮で顔を真っ赤にさせながら、振り返った。

 無死1塁の場面では、最初は投手の田口が打席に入っていたが、重信が二盗に成功したところで代打に指名された。難しい場面での起用となったが、「(坂本)勇人さんには『三球振って帰ってこい』と言われたんですが、初球のストライクを見逃した瞬間に、勇人さんの顔を見れなくなって…本当に奇跡です」と明かした。

 インタビュアーから目頭が熱くなっているかと問われると「それは見間違いだと思います」と否定したが、「奇跡」を連発して喜びを表現していた。

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