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ヤクルト・山田哲 33連続盗塁!プロ野球新記録 4度目の盗塁王へひた走る

 「ヤクルト3-8阪神」(23日、神宮球場)

 スッと構えたヤクルト・山田哲が、何の迷いもなくスタートを切った。滑らかな加速から鋭いスライディング。悠々と二塁を陥れた。昨年8月26日のDeNA戦から、33連続の盗塁成功。自慢の足で、プロ野球新記録を達成した。

 初回2死一塁。相手が左腕の高橋遥でも、いきなり初球から仕掛けた。「スタートは完璧に近いぐらい。記録を達成したい気持ちはあったけど、いつも通りに積極的に次の塁を狙う気持ちを忘れちゃいけないと」。21日にソフトバンク・福田の32連続成功に並んだ際も口にしていた積極性。新記録の重圧は「なかった」と言い切った。

 レギュラーに定着し始めた頃、当時の三木作戦兼内野守備走塁コーチ(現楽天2軍監督)の指導で走塁に興味を持った。構え、スタート、帰塁など、7つのパートに分けた練習で技術を磨き上げた。ただ、技術以上に深く心に刻まれたのは「走塁でチームを勝たせられる選手になろう」という言葉。だからこそ、この日の試合後も悔しげにスコアボートを見つめた。

 今季28盗塁とし、中日・大島と並んでリーグトップに浮上した。「足の力で勝つのも一つの野球。走塁で流れを変えることができる。続けていくことが大切だと思う」。4度目の盗塁王へ、そして勝利のために、山田哲はこれからもひた走る。

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