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星稜・奥川、北陸の夢叶える!悲願の日本一へ…夢の防御率0・00Vだ

 「全国高校野球選手権・休養日練習」(21日、豊中ローズ球場)

 令和初戴冠は譲らない。初優勝を狙う星稜(石川)は21日、豊中市内で決勝前日の公式練習を行った。エースでドラフト1位候補の奥川恭伸投手(3年)は、ブルペンには入らずキャッチボールや打撃練習などで調整した。ここまで4試合に登板して、防御率は驚異の0・00を記録するなど、星稜の快進撃を支えてきた。優勝すれば石川県としてだけでなく、北陸勢としても初優勝となるだけに、悲願の日本一を達成して歓喜の涙のフィナーレを目指す。

 結末のイメージは描けている。どうせ泣くなら、勝って、うれし涙で終わりたい。大会の主役が挑む、最も重要なラストマッチ。悲願の日本一へ、奥川に慢心はない。

 「(最後は)みんなでマウンドに集まりたいなという思いもありますし、たくさん応援していただいているので、最後アルプスに行くときは、勝っても負けても泣いてるんじゃないかなと思います」

 できる限りの準備は整えた。練習では「投げ込むより肩とかを休ませた方がいいかなと思いました」とブルペン投球は行わずに調整。練習の合間には、林和成監督(44)から「どんな感じだ?」と聞かれ「全然大丈夫です」と返した。気持ちは高まっている。

 向かい合うのはリベンジに燃える履正社(大阪)だ。センバツ1回戦では3安打17奪三振で完封。6月9日の練習試合では6回4安打1失点だった。2度の対戦と、今大会を踏まえて注意するのが、1番として5戦連続で初回先頭打者安打を記録中の桃谷惟吹外野手(3年)。「抑えるのと打たれるのとでは大きな部分を占めるのではと考えるので」と警戒した。

 ここまでの圧巻の防御率0・00は、奥川1人の力だけではない。女房役の山瀬とは小学4年からバッテリーを組み、中学時代も全国大会で優勝。「(当時の)うれしさは覚えてます。(記念の)ボールも残っています」。中学に続き、高校での全国制覇まであと1勝。今は「携帯も触ってなくて」と笑うほど、野球だけに集中。日本一しか見えていない。

 「2年半の集大成を明日、表現できればいいかなと思います」と奥川。1995年の決勝では涙をのんだ星稜。勝てば令和最初の王者。石川はもちろん、北陸勢としても初優勝だ。これまで、誰もが記憶に残る投球を見せてきた。あと1試合。歴史の扉を開き、記録にも名を記すファイナルにする。

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