星稜が初V王手 奥川が志願の先発で7回無失点10K 24年ぶり決勝で履正社と激突

7回、増田から空振り三振を奪いガッツポーズする星稜・奥川=甲子園(撮影・高石航平)
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 「全国高校野球選手権・準決勝、星稜9-0中京学院大中京」(20日、甲子園球場)

 星稜(石川)が準優勝した95年以来、24年ぶりの決勝進出。悲願の石川県勢初優勝に王手をかけた。22日の決勝では同じく初優勝を狙う履正社(大阪)と対戦する。

 中2日で登板したエース奥川恭伸投手(3年)が圧巻の投球。初回は先頭打者に安打を許したが、ここから七回2死まで20打者連続でアウトに仕留めた。六回の3者連続を含めて、10奪三振。最速は153キロを計測し、無四球の快投だった。

 打線も一回に4番の内山の犠飛で先制。その後も効果的に得点を重ね、七回に奥川自らの適時打で3点を加えて9-0とした。大量リードを奪った八回から、奥川は左翼の守備に就いた。球数は87球で、決勝を見据えての“温存”となった。

 試合前日、リリーフ起用も考えていた林和成監督の「どうだ?」という問いかけに、奥川は「状態はいいので投げたいです」と先発を志願。「お前でいくぞ」と託された指揮官の期待に応えた。

 中京学院大中京(岐阜)は、疲れの見えるエース不後が二回途中2失点で降板。打線も奥川を攻略できず、初の決勝進出はならなかった。

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