明石商2年生エース・中森 履正社・井上の長打を警戒「どんどん低めに」

 「全国高校野球選手権・準決勝、履正社-明石商」(20日、甲子園球場)

 20日の準決勝で対戦する明石商(兵庫)と履正社(大阪)は大会休養日となった19日、それぞれ調整した。明石商の最速151キロ右腕・中森俊介投手(2年)は兵庫県明石市内の同校グラウンドで汗を流し、履正社・井上の長打を警戒した。

 明石商の2年生エース・中森が闘志をあらわにした。「ここまできたら絶対に負けたくないです」。前日の準々決勝・八戸学院光星戦ではリリーフ登板し、自己最速となる151キロをマーク。「昨日はスピードよりコントロールを重視して投げた中で(151キロが)出た。結構いい感じです」と決戦へ向けた手応えは十分だ。

 休養日となったこの日は朝から3年生投手の杉戸と共に、かかりつけの整骨院で体のハリを解消した。その後は、グラウンドで行われたチーム全体での練習には参加せず、軽めのランニングや投球フォームを入念にチェックしながらのキャッチボールで汗を流した。

 「ベンチにいるとウズウズする。ピンチの時ほどマウンドに上がりたくなります」。これまで先発が主だった中森だが、今大会の先発は初戦の花咲徳栄戦のみ。先発への意欲は高まっている。

 準決勝の相手は、強力打線が持ち味の履正社だ。ビデオ研究の結果、4番・井上と1番・桃谷を特に警戒視しているという。「高めの球は全部打たれるので、水上さん(捕手)を信じてどんどん低めに攻めていきたいです」と意気込んだエース。相手を圧倒する強気な投球で、チームを頂点までけん引する。

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