激闘の甲子園 第2試合で星稜・奥川VS中京学院大中京【20日の準決勝見どころ】

 「全国高校野球選手権・準決勝」(20日、甲子園球場)

 いよいよ準決勝と佳境に入った。4強入りしたチームいずれも、甲子園で優勝経験がない顔ぶれ。各2試合の見どころを紹介していく。

【第1試合】履正社(大阪)-明石商(兵庫)

 近畿勢対決となった。履正社はここまで4試合すべてで7点以上を挙げ、計34得点と打線の破壊力は抜けている。特に今秋ドラフト候補で4番の井上広大外野手(3年)が絶好調。17打数8安打、2本塁打11打点と17年に広陵・中村奨成(現広島)が樹立した大会記録の17打点に迫る勢いだ。

 対する明石商はエース・中森俊介投手(2年)が準々決勝で自己最速の151キロをマークした。初戦以来、先発のマウンドに上がっていないが、剛腕が強力打線に立ち向かう。狭間善徳監督の細やかな采配とともに、ベンチ前でのド派手なリアクションにも注目だ。

【第2試合】中京学院大中京(岐阜)-星稜(石川)

 中京学院大中京はここまで3試合すべてで七回に得点を挙げるなど、終盤の粘り強さが目立つ。3回戦で東海大相模、準々決勝で作新学院の甲子園優勝経験校を撃破し、勢いは抜群。今秋ドラフト候補で4番の藤田健斗捕手(3年)を中心に星稜の強力投手陣を打ち崩せるか。

 星稜は仙台育英との準々決勝で今秋ドラフト1位候補・奥川恭伸投手(3年)の温存に成功した。智弁和歌山との3回戦で14回23Kの快投を演じたエースが万全の状態で迎えられるのは大きい。課題だった打線も準々決勝で22安打17得点と上向いてきた。投打で好材料が多い。

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