宇和島東・兵頭、ソロ弾で反撃ムード演出も実らず「次の代で本当の牛鬼打線を」

5回宇和島東無死、左中間に会心の本塁打を放つ宇和島東・兵頭=甲子園(撮影・高石航平)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、宇部鴻城7-3宇和島東」(12日、甲子園球場)

 7年ぶり出場の宇部鴻城(山口)は「1番・投手」で出場した岡田佑斗外野手(3年)の右越え2ランなど15安打7得点で初戦を突破した。9年ぶり出場の宇和島東(愛媛)は序盤の失点が響き、21年ぶりの甲子園1勝はならなかった。

 13安打で3点しか奪えなかった宇和島東だが、1-5の五回、兵頭仁内野手(3年)のソロで反撃ムードを演出した。先頭で打席に入り、左中間へ大会第16号本塁打を放ち「長打力には自信があった。バットを愛媛大会の時に友達からもらった。そいつのために打ってやろうと思っていた」と振り返った。

 チームを勝利に導くことはできなかったが「次の代で本当の牛鬼打線を頑張ってほしい」と、チームの伝統である豪打の「牛鬼打線」復活を願った。

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