鳴門・西野「成長したところを見せられた」154球の熱投で昨年の悔しさ晴らす

完投した鳴門・西野(右)とタッチを交わす原田=甲子園(撮影・石湯恒介)
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 「全国高校野球選手権・1回戦、鳴門-花巻東」(9日、甲子園球場)

 えらいやっちゃのお囃子が三塁側アルプスに何度も鳴り響いた。鳴門が花咲徳栄(北埼玉)に逆転で敗れた昨年のリベンジ。2度の満塁機を確実にものにするなど、10安打10点の爆勝で3年ぶりの夏1勝だ。

 初回に藤中壮太三塁手(2年)が左越えに走者一掃の二塁打。5回にも2年生の原田力輝捕手が中堅へ2点タイムリーを放った。投げてはエースの西野知輝投手(3年)が昨年の悔しさを晴らす154球の熱投。「球数を気にせず丁寧に投げられた。成長したところをみせられた」と笑顔を浮かべた。

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