楽天・渡辺佳、予定外の代打もしっかり結果

 「楽天0-0ロッテ」(3日、楽天生命パーク宮城)

 延長十二回を戦い、スコアレスドローの引き分け。両チームに拙攻が目立った中で、最後に楽天の若い力が見せ場を作った。

 延長十二回1死一塁でドラフト6位新人・渡辺佳明内野手(22)=明大=が代打で登場。「嶋さんのところで(代打で)行くと言われていたんですけど。嶋さんがコールされたんで手袋を外してしまってました」というタイミングで代打に送られたが、やはり並みの新人ではない。

 「初球は待ちましたし、2球目は走ったのが見えたので(打ちに)行かなかった」と、一走・山崎が二盗を決めるのを待ち、カウント1-2と追い込まれる。それでも得点圏打率5割を超えるルーキーはしぶとく右前へ運ぶ安打。外野が前進守備を敷いていたため、二走・山崎の本塁突入はできなかったが、1死一、三塁と好機を拡大させた。

 緊迫の場面での代打も「次が茂木さんだったので、気楽に行きました。アウトになっても茂木さんがいるからと」と話したが、「決めたかったですけどね」と本音ものぞかせた。結局後続が倒れ、5時間9分を戦って引き分け。それでも、肝っ玉ルーキーが球場に残ったファンを最後にわかせて見せた。

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