DeNA・筒香 執念の同点打 意地のドローに「負けなかったのが一番」

 「阪神6-6DeNA」(23日、甲子園球場)

 執念の一打だった。5-6の九回2死二塁。DeNA・筒香嘉智外野手がカウント2-2からドリスの直球を豪快に捉えた。火を噴くような打球で中越えに運ぶ同点の適時二塁打。「強いスイングでしっかりと捉えることができました。何とかランナーをかえせて良かったです」と納得顔で振り返った。

 2番に座る主砲が放った一撃で今季、初めて虎の守護神・ドリスから得点を奪った。ラミレス監督は「阪神のリリーフは強力だけど、DeNA相手だとより強力になる。同点に追いついたのは大きかった」と目を細めた。

 今季チーム最長4時間33分を総力戦で乗り切り、意地のドロー。筒香は「負けなかったのが一番良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

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