ソフトバンク・長谷川勇 逆転2ラン!今季初安打で連敗「6」で止めた
「楽天2-4ソフトバンク」(21日、楽天生命パーク宮城)
チーム本来の勝負強さを取り戻した。1点を追う六回2死一塁、ソフトバンク・長谷川勇は146キロの直球を力強いスイングで捉え、左翼席に運んだ。「勝ちにつながる一打になってよかった」。ようやく生まれた今季初安打は、チームの連敗を6で止める逆転2ランとなった。
この直前、デスパイネが2死から空振り三振したが振り逃げで出塁。思わぬ形で巡ってきた打席で34歳のベテランは集中力を高めて臨んだ。「長打を意識して打席に入った。狙った球ではなかったけど、集中していたので反応できた」。物静かな打撃職人が、会心のガッツポーズで歓喜の感情をあらわにした。
4月16日に今季初昇格したが、左アキレス腱(けん)を痛め1試合の出場で登録を抹消された。その後は2軍で結果を出し続け、キューバ代表として国際試合に出場するため離日したグラシアルと代わる形で今月19日に再昇格した。全て先発で出場しての3試合目。ようやく、期待に応える結果を残した。