履正社 元阪神関本氏の長男が公式戦初安打 父と同じ「代打の切り札」

4回裏一死、代打で送り出された履正社・関本は右中間に二塁打を放つ=シティ信金スタジアム(撮影・高石航平)
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 「高校野球大阪大会・2回戦、履正社23ー3池田」(15日、大阪シティ信用金庫スタジアム)

 22安打23得点での大勝の中、元阪神・関本賢太郎氏(40)の長男の履正社・関本勇輔捕手(2年)が、代打で公式戦初安打を記録した。四回1死三塁から代打で打席に入ると、暴投で1点が入って走者無しとなってから、中越えの二塁打を放って出塁した。

 「打席の中でタイミングを修正して、1打席で結果が出て良かったです」

 チームには、この日2ランを放った主将の野口海音捕手(3年)という絶対的な存在がいるため、捕手としてのスタメン出場は難しい状況。ただ、履正社・岡田監督が「関本は代打の一番手で考えてますから」と話すように、今後も勝負どころでの切り札として期待されている。

 この日は、「代打の神様」とも称されていた父・賢太郎氏がスタンドで観戦。父の現役時代を知ることもあり、代打に対する「意識はあります」という。

 チームはこの日、3点を先制されながらも、初回だけで先発全員安打全員得点を記録。本塁打も4本飛び出しての勝利となった中で、控え選手が示した確かな存在感。関本は「自分は差し込まれることが多いので、前で打つことを練習してきました」と力を込める。今後も練習の成果を示すことができれば、2季連続の甲子園出場を目指すチームにとって、大きな武器となりそうだ。

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